StarDust Tears

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ハリー・ポッターと以下略

 ハリー・ポッターのシリーズ全巻 Kindle Unlimited になってるのを見つけて読んだ。

 いやー、昔読もうと思ったんだけど、当時は読む本は全部自分で(しかも紙で)買おう的なノリだったので、なかなか文庫にならないしやっと文庫が出たら「1-Ⅰ」みたいな感じで一巻あたり何分冊もされてて、冊数がやたら増えるのがイヤでそこでやる気なくなってしまった。これに限らず、最近でも特に講談社文庫とかは一冊だったのが新装版が出る時に上下巻になるパターンが多い気がするがやめてほしい。閑話休題。

乾敏郎『感情とはそもそも何なのか』(ミネルヴァ書房)

 深見真先生のブログで知って読んだ。ってあらためてブログ見たらサラッと触れてるだけで内容はほとんど紹介されてなかった(笑。 なんで読もうと思ったんだろう。「面白かった本」とあるので、そこは深見真先生への信頼感か。先生は例の『機械カニバリズム』も読んだとのことで、さすがにいろいろ読んでるなあと感服。

コーネリアス・ライアン『遙かなる橋』と映画『遠すぎた橋』

 『遠すぎた橋』のブルーレイが出てきたので久しぶりに観たらどうしても読みたくなって原作を借りてきて読んだ。原作の『遥かなる橋』はハヤカワからハードカバーが1975年、文庫も80年に出たっきりで入手困難。せめて電子版を出してくれないものか。前作の『史上最大の作戦』は95年にNF文庫版が復刊したのでそれを持ってるんだけど。

『若おかみは小学生!』(主に映画)

早稲田松竹

 原作はKindleでセールになってた1巻だけ読了。全20巻なのか。講談社青い鳥文庫。なんとなく、コミカライズ版を中心にヒットしたのかなと思ってたけどそうじゃないのかな? よくわからん。
 「原作が大長編シリーズ」「TVアニメもあるがそれとは別に映画版が一本の長編として制作された」といった点でこの映画の位置づけは『銀河鉄道999』のそれに近いのではないかと思われる。そして評価もそれに匹敵する名作かもしれない。

『ペンギン・ハイウェイ』(映画、および原作)

早稲田松竹

 原作はKindleでセールになった時に買って読んでいた。というかセールになったのは映画になったからそのプロモーションのためで(たぶん)、めぼしい小説がセールになると買って読むので、映画を観る頃には原作読んだしなってなってることが多いけど、それは偶然ではないことに最近気づいた(笑。 同時上映の『若おかみは小学生!』も同じ流れで原作1巻を読んでたし。

久保明教『機械カニバリズム 人間なきあとの人類学へ』(講談社選書メチエ)

 先日のシンポジウムの記事が思いの外たくさんの人に読まれてしまい、中でも久保先生登壇のパートは理解できたことしか書いてないので、って理解してないことは書けないから当然なんですけど、書き漏らしたことが特に多く、しかも好意的な書き方をしたとも言えないので忸怩たるものがあり、自分の中でもフォローしなきゃなあという思いがあったので読んだ。いや、もちろん面白そうだったからでもあるんですけど。

 同じ理由で高橋弘希先生の芥川賞受賞作もこのあと読む予定です(笑。

荻原規子『RDG レッドデータガール 氷の靴 ガラスの靴』(角川文庫)

 全6巻で完結したシリーズの新刊が出るというので何かと思ったらスピンオフ短編集だった。といっても後日談にあたる内容が大部分を占めるので実態は第7巻といっても過言ではない。ちなみに本編は角川文庫版がこの装画(酒井駒子)、そしてスニーカー文庫版はアニメのキャラ原案である岸田メル画だが、本編はスニーカー文庫で揃えたもののこれの岸田メル版は出ないか出るとしても当分先だろうと思ってこちらを買ってしまった。

 シリーズ本編の感想も別のところに書いたのだが、その時は書きたいことをちゃんと書けた気があまりしなかった――今読むとこんなもんかなと思うけど。