StarDust Tears

HEAVEN BURNS RED LIVE 2022

 昨年10月の予定だったのが出演者のコロナ感染で延期になった振替公演。このパターンは初めてで、発券しちゃった延期前のチケットでそのまま入場できるのね、など知らないことも多かった。
 Zepp Haneda は初めて、というかあることも知らなかった。開業は2020年か。

 例によって配信もあったので、ライブレポ言うてもなあ、という感じなのと、She is Legend は生バンド演奏だろうと思ってたらそうじゃなかったので正直そこでテンション下がってしまった。迂闊だった。せっかく、去年買ってしまって着る機会のなかった(あるわけない)リトバスジャージにガルデモTシャツという、老害Keyオタ丸出しな格好で行ったというのに。席も2階の最前列でなにげにいいとこだったし。

 She is Legend は主人公の所属部隊メンバーで組んでいるバンドでツインボーカル、茅森月歌(CV:楠木ともり)と朝倉可憐(CV:芹澤優)のボーカルをそれぞれXAI鈴木このみが担当してるんですが、ややこしいのは朝倉可憐は二重人格で、裏の人格である連続殺人鬼カレンちゃんが She is Legend ではスクリームを担当していて、つまり叫ぶところだけ人格が切り替わる(笑。 そしてスクリーム担当は ayumu という別の人なので、つまりボーカル担当の中の人は三人いるんだけど今回は二人しか出演していない。なのでスクリーム部分はオケのままで、可憐ちゃん担当の鈴木このみが都度、叫ぶ格好でパフォーマンスしていた。これも口パクというのだろうか。そこはちょっと面白かった。発表された She is Legend ライブツアーではどうなるのだろう。

 一方のやなぎなぎは主にゲームの戦闘で流れる挿入歌を歌っているので She is Legend とは別パートになるのだが、スクリーンにゲームの会話シーンと同じ形式でMCや寸劇のムービーを流してから戦闘に突入する体でやなぎなぎパートに移行するなど、そこはずいぶん凝った構成になっていた。ゲーム開発のリソースも使ってキャストも呼んで収録してるわけだからな。あと吊ってあるキャンサー(敵)のオブジェ(?)を光らせたり、さらにブレイク(装甲が破壊された)状態の色に変わったりといった趣向も。生演奏じゃないとか文句も言いづらくなるくらい演出には力が入っていた。
 やなぎなぎは昔ワンマンライブを観に行ったことあるけど結構印象が変わったなと思ったが、確認したら2013年の1stアルバムレコ発ライブだったのでもう十年前か。しかもデビュー前はライブとかやってなかった人だと思うので当時はまだ慣れてなかったのだろう。

 それからチケットの特典として付いてくる形で全員に無線制御ペンライトが配布された。遠隔操作で勝手に色が変わるやつね。そういう物があることは知ってたが手にするのは初めてだ。最近は物販に並ぶような元気もないしな。昔はパキッと折ると中で混ざった薬品が反応して光るケミカルライト、いわゆるサイリウムが主流だったもんじゃ。『ランボー3』を見るとあれが明かりとして本来の使われ方をしていてビックリした。閑話休題。

 で、印象的だったのは結局一番盛り上がったのがアンコール大トリの『Crow Song (SiL ver.)』(言うまでもなくガルデモのカバー)だったこと。隣の席の人も若者っぽかったのにイントロ流れた瞬間ブチ上がってたからな。私ももちろん大好きですけど。まあロックを奏でろ~ってわかりやすく声出せるしな。ゲーム内で最新の曲だというのもあるのかもしれないが、それでいいのか? 個人的にはやなぎなぎの『Indigo in Blue』とかも低音コーラス部をみんなで歌ったら気持ちいいと思うのだが。

 あと She is Legend を「シーレジェ」って略しちゃうんだ、とちょっと衝撃を受けた。ハッシュタグも普通にそれが使われていた。

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