タイムセールで2,000円引きになってたので衝動的にKindleリーダー端末を買ってしまった。
Kindle端末を買うた
わし、マンガを小さい画面で読むのは死んでも御免なので必ずデスクトップPC上で Kindle for PC のフルスクリーンで読むことにしている。逆に字の本(縦書き)はページ=画面が広いと読みにくいのでスマホ(Kindle for Android)で読む。その使い分けで満足してるので、ちょうど両者の中間のサイズであるKindle端末を持つ必要は全く感じてなかったんだけど、最近また別の問題が生じてきた。
スマホのゲームをやりながらKindle本が読めない。のである(笑。
一度習慣が定着するとしつこく続けるタチなので、毎日やってるソシャゲがいくつかある。それなりの時間、スマホの画面がゲームに占有されるのだが、基本ポチポチとタップしてるだけでさほど集中してるわけでもないし、たとえ10秒でも手持ち無沙汰な時間があればスマホでKindle本を読むという人なので、右手でゲームしながら左手でKindle本を読めたらいいのになあ、と思うことが多くなってきた。普通にスマホ2本使いとか、サイドアームとしてタブレット持ってる人もかなり多くなった印象あるけど、現状どちらもない。スマホ機種変した時に先代の端末をとっておいてSIMなしでKindle用端末にすればよいのだが、いつもブッ壊してから機種変するので予備機が手元に残らないのである。
そんな時にタイムセールである。Kindle自体は確実に末永くヘビーユースするであろうし、この値段なら買うて惜しくないか、と思えたのでポチった。「広告つき」モデルは同じスペックで広告なしよりさらに2,000円安くて、広告といってもKindleストアの広告であり、つまりおすすめ本とかセール情報なので、むしろありがたいくらいじゃん、と。もちろん読書画面(本のページ)上に広告が表示されることはない。あとはロック画面にも広告表示されるらしいので(今のところ「Kindleストアでお気に入りの1冊を見つけよう」とかいうメッセージだけでこれが広告? て感じだが)、ロック解除して復帰するのにスワイプ一回分の手間が増えるらしい。まあこれも気にならない。
広告以外のスペックでいうと、UI がスマホのKindleアプリと全然違うのにはちょっと戸惑ったが、まあ慣れれば問題なかろう。ページの切り替わりがクロスフェード(?)っぽいのは演出効果ではなく液晶のパフォーマンス上こうなってるんだろうな。これもまあ、慣れだろう。サイズに関しては、端末の縦の長さが16センチと、ほぼ文庫本と同じ高さ。スクリーンは枠より一回り小さいわけなので、広すぎることはない。あと、これはスマホ版にはない機能なんだけど画面を横向きにも出来るので、短いほうの辺を縦にして縦書き表示も可能。そこまではやらないけど(笑。
つまり、問題なく本は読めそうなので概ね満足である。
で、ここからが本題。
私、Kindleストアで買った本だけじゃなく、自前で用意した電子書籍もスマホのKindleアプリに開かせて読んでたんですよ。
こういうのとか、いろいろ。電子化されてない小説を写経がてら入力してはKindleで読めるようにするという偏執狂的な営為を始める pic.twitter.com/h4sDgZ0lxZ
— しゃんはい@天空騎士団 (@fka_shanghai) 2018年7月11日
以前にやり方を調べた時は、Kindle for Android のアプリ領域のデータファイル置いてあるディレクトリにファイル放り込んで認識させるしかない、とのことだったので、普通にスマホのストレージにファイル保存する操作で対象の場所に置く、てなことをやってた。無論、正しい使用法とはいえず、強引にライブラリ内の本と認識させている感じ。
でも、Kindle専用端末ではストレージ内のファイル操作とかできないだろうし、この手は使えないだろうなーと、買う前に検討はしていて、まあ仕方ないと判断してたのです。ところが。
なにげなくKindleユーザーガイド(PDF)を読んでたら、こんな記述があるではないか。
パーソナル・ドキュメントを読むなんと、電書ファイルをメールで送ることによってKindle端末にダウンロードし、クラウド上のライブラリにも登録して他の本と同様に同期したり共有したりできるとのこと。初めて知ったよ!!
パーソナル・ドキュメントをKindleに保存すると、印刷しなくても手軽に持ち運ぶことができます。ドキュメントをKindleに保存するには、AmazonアカウントのログインEメールアドレスまたはその他の承認済みEメールアドレスから、KindleのSend-to-Kindle Eメールアドレス宛にドキュメントを送信します。Send-to-Kindle Eメールアドレスは、ツールバーで「設定」アイコン 、「すべての設定」の順にタップし、設定画面で「マイアカウント」をタップして、「Send-to-Kindle Eメールアドレス」のセクションで確認できます。Amazonの「コンテンツと端末の管理」ページ(www.amazon.com/devicesupport)で「パーソナル・ドキュメントの保存」を有効にすると、Send-to-Kindle Eメールアドレスに送信したパーソナル・ドキュメントがクラウドのライブラリにも保存され、いつでもダウンロードできます。
詳細については「コンテンツと端末の管理」ページを参照してください。
Microsoft Word(DOC, DOCX)、PDF、HTML、TXT、RTF、JPEG、GIF、PNG、BMP、PRCおよびMOBIファイルをKindleに送信して、Kindleフォーマットで読むことができます。これらのドキュメントは、メモ、ハイライト、ブックマークを追加したり、Whispersyncテクノロジーによって複数の端末間で前回読んでいたページを同期することもできます。メモ、ハイライト、ブックマーク、前回読んでいたページの同期は、Kindleフォーマットでクラウドに格納したパーソナル・ドキュメントでのみ利用できます。PDFおよびTXTフォーマットのドキュメントは、そのままの形式で読むこともできます。
まあ、普通に考えたらあって然るべき機能なんですけど、以前に調べた時は見当たらなかったんだよ……何年前だっけ。 情弱すぎて発見できなかっただけの可能性も否定はできない。でもKindleユーザーガイドってあくまでリーダー端末のマニュアルであって、Androidアプリのヘルプからは見つからなかった。
従来のやり方だと、スマホ機種変した時なんかにローカルに置いてあっただけのファイルは同期できないのと、ブックマークやハイライトなんかのメタデータが飛んでしまうのが地味に痛かった(エクスポートはできるがインポートはできない)。それが解決するだけでも大分ありがたい。
それから、こんなのもあった。
ファイルをダウンロードする一般のウェブページ? どうやって?
一般のウェブページからKindleと互換性のある本またはドキュメントをダウンロードしてKindleで読むことができます。このようなアイテムのダウンロードを試みると、Kindleへのアイテムのダウンロードを確定するための画面が表示されます。ダウンロード可能なファイル形式は、Kindle用コンテンツ(.AZW、.AZW1、.AZW3、.KFX)、保護されていないMobipocket本(.MOBI、.PRC)、テキストファイル(.TXT)です。
実は、Kindleリーダーにも「ブラウザ(体験版)」という機能があってですね、なんと普通にWebブラウザが使える。体験版といっても機能制限があって製品版を購入して下さいということではなく、モダンブラウザ的な機能にフル対応はしてないというニュアンスっぽい。
この体験版ブラウザはJavaScript、SSL、Cookieに対応していますが、メディアプラグインには対応していません。UserAgentを見ると Safari(笑)になっていて、なんでそれ採用しちゃったのというか、このままでは将来性はなさそうである。体験版の文字が外れる日は来るのか……?
ていうか既定のブックマークに Google やら Wikipedia やら Twitter やら登録されてるし、試しにTwitterにログインしてツイートしてみたら普通にできた。これだけ動くブラウザがあれば大抵のことは出来ちゃうんじゃねえの……? と思ってしまった。
まあ、本読むだけなんですけど。スマホあるし。データの出し入れできるのがわかったのは収穫。
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