StarDust Tears

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』

新宿ピカデリー

 私は原作小説が好きで何回も読んでますけど、その上であえて言うと2021年に閃光のハサウェイアニメ化で大ヒット!って世の中ちょっと狂ってない? と思ってました。スパロボ参戦とかで(やってないけど)多少はメジャー感が出たのかもしれないけど、でも閃ハサだよ? というのがオールドクソガノタの感覚である。正直あんまり興味なくて機会があれば観よう、くらいのつもりだったのだが、どうやらヒットしてるのはガチで出来が良いかららしいとわかってきたので観てきた。

 なんつってもギギのCV上田麗奈はやってみるとこれしかないというキャストでしたね。デザインはかなり美樹本ギギから離れて村瀬ヒロイン化してるけど。一応富野ヒロインの中に含めるとベスト1かもしれない。少なくともクェスとは全く比べものにもならん。こうなると富野本人が演出したギギも見てみたかった、ってなる。
 逆に(?)ケネス大佐は妙に若くてチャラい感じになってる気がしたが、それが富野監督の書いた80年代のオッサンと今のオッサンの違いで、最も時代を反映した部分なのかもしれない。陸戦部隊の半袖の制服着てるのも地域を考えると合ってるんだけどなんかイメージと違ったな。

 あとは市街戦とか、重力下・大気圏における従来のモビルスーツとミノフスキーフライト機の挙動の違いの表現とか、世間で言われてる通り見応えあった。オデュッセウスガンダムとかいうの初めて聞いたので設定資料見てびっくらこいた。個人的には大気圏突入してくるカーゴにMSで取り付くという無茶な作戦やらされたエメラルダがビビって涙目になってるのとか、なにげに富野っぽい演出で好き。しかも声はザ・タフな女こと石川由依。さすが村瀬修功監督、演出家としてのウデは確かでした。

 このセリフは最初のほうだった気がしてたけど第一部じゃなかったのね。トップレスのメカニックの女の子が出てくるのも中巻だった。結局覚えてるのそんなんばっか。

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