StarDust Tears

the pillows 30th Anniversary Thank you, my highlight vol.05 "LOSTMAN GO TO YOKOHAMA ARENA"

横浜アリーナ
ベースはすっかり定着した有江嘉典。

 メンバー全員五十台になって、10年後はまだ活動してたとしてももう「現役感」はないだろうから今回が最後の大きな祭りになる、みたいな話をしてたので、それはそうかもと思って行くことにした。
 ピロウズのアニバーサリーは9月16日で、例年その日にイベントやってるはずなのだが、横浜アリーナ、というか大きい会場を使えるのがとにかくここしか空いてなくて決まったとのこと。実績がないと相手にしてくれないみたいなこと言うてたけど、いわゆるアリーナバンドではないとはいえ今のピロウズなのにね。

 開演時に、三人の幼少時からの写真にそれぞれの母親(!)の語りを乗せた結婚式みたいなビデオ(笑)が流れたのだが、さわおママが「OOPARTSの雨上がりに見た幻とか、 My Girl はいい曲」と言うてて、オカンちゃんと聴いてる! しかも趣味がいい! と感心した。その言葉を意識したのかは分からないが「10年ぶりに歌う」と前フリして『雨上がりに見た幻』を披露。この曲をなかなかライブでやらない理由は、長い上にいわゆる名曲熱唱ジャンルなので一曲としてのウェイトがありすぎて短い持ち時間の中に入れるのは構成上難しい、という説明で納得せざるをえなかったのだが、こんな時にはやはり聴きたい曲である。

 後半、メンバー紹介から各人のMCを経て、次の "Swanky Street" のイントロをトチってやり直す。さわお「横浜アリーナでやるようなバンドじゃねえんだよ!」 それくらい普通にあることじゃないのかと思ったが相当気にしたらしく、ダブルアンコールでも「あんなに練習したのになぁ」「大学生のバンドみたい」と蒸し返す。 この日は当然、映像収録も入っていたので「ビデオどうしようか」とも言ってた。確かにそれは少し気になった(笑。 是非一連のくだりをそのまま収録してほしい。

 長くやってるバンドって新作を出してもやっぱり往年の名曲がいいよなってなりがちだけど、ピロウズは特にライブでめっちゃ盛り上がる締めの曲みたいなのはむしろ最近の曲が多かったりして、今日やった "About A Rock'n'Roll Band" にしても "Ready Steady Go!" にしてもトリプルアンコールの大トリでやった "Locomotion, more! more!" にしてもぜんぜん新しい曲だもんね。そういう意味で、本当にそれこそ「現役」感があるのは、自分の中ではピロウズだけかもしれない。

 あと "Funny Bunny" っていつからサビ全部大合唱するようになったんだっけか。アニバーサリーだからそういう空気だったのか?

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