朝一で『ラスト・ワルツ』観てアガってからの、これである(笑。
『ディア・ハンター』
なんでこの組み合わせなのかというと同じ1978年公開作品で、
一つの時代精神の終焉を映し出した象徴的な作品とある。
「鬱映画を明るく楽しいストーリーであるかのように紹介する」みたいなコピペに挙げられてるのを見たような覚えがあるので、なんとなくわかってはいたが、具体的な内容はほぼ何も知らずに観た。
ベトナム戦争ものの映画って俺らの世代的にもプラトーンとかハンバーガーヒルとかいろいろあったけどスルー気味で、あまり感心したことがなかったのだが、白紙の状態で観たせいかこの映画はクるものがあった。そりゃ帰還兵も頭おかしくなるわ、とストンと入ってくるというか、「筆舌に尽くしがたい」という言葉があるが、極限状況の体験みたいなものをブッ込むには映画ほど適したメディアはないだろうと。
ベトナム戦争だと『ランボー』の一作目なんかは今観てもクるものはあるが、あれは一応心身ともに健全な状態で帰ってきたランボーに対して社会の受け入れ体制がないという部分の問題がメインだし、かといって『地獄の黙示録』はまた哲学的すぎて微妙に違うというか。
とりあえずそれこそ『プラトーン』あたりから改めてちゃんと観るか、と思ったらプライムビデオでは現在利用不可だった。Amazonと権利者の契約の問題だと思うけど、意外とプライムビデオで観られない映画が多いので補完のためにもう一つ配信サービス利用しようかと思ってるのだが、どこがいいのかしら。
スタンリー役の人(ジョン・カザール)なんか見覚えあるなと思ったらゴッドファーザーのコルレオーネ次男か! キャラ的にもデニーロと反りが合わない感じに描かれてて何かやらかすんじゃないかと気になって仕方なかった(笑。 この直後に亡くなってるのね。
あとメリル・ストリープが出てるのね。この人はわりといい歳になってから大人の恋みたいな映画に出てるイメージだったが(単に『マディソン郡の橋』くらいからしか認識してないせいか)、若い頃はセレブ感ないな(当たり前。
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