StarDust Tears

Weekly快楽天 配信開始

新雑誌『Weekly快楽天』がKomifloで配信開始。その名の通り毎週日曜更新だという。

 Web配信のみのエロマンガ誌もだいぶ多くなったけど、まがりなりにも雑誌として週刊を謳うのは業界初なのではないか(昔のことはよく知らんので断言はしない)。もとより、紙ではいろんな意味で無理だからやらないだけであって、エロマンガ本来の目的および人間の生理(笑)をユーザー側から考えれば週刊ペースでちょうど良いとも言えるのでは。

 とはいえ、作る側は月刊とは段違いの労力なわけで、どうなるのか気になっていた。初回配信は4本、もじゃりん、えーすけ、葵井ミハル、奇仙の各先生、いずれも快楽天で一線級と言ってよい作家で、特筆すべきは全てシリーズものということ。もじゃりん先生のは次回更新が7月14日つまり来週の日曜と予告されているので2週連続配信。逆にいうと他の3本は次回更新が明記されてないので来週はないのか。でも、もじゃりん先生のと奇仙先生のは一話完結型だけど、他の二つはモロに「つづく」で終わってるつーか本番に突入する前で次回に引いてるんだよね。まあ12ページと短めだからだけど、それこそすぐ続きを配信すべきなのでは? と思ってしまった。もじゃりん先生もまさかずっと週刊連載を続けるつもりではないと思うが、まだ次号以降を見てみないとわからない点も多い。

 あとKomifloの配信開始って基本、日付変更と同時なんだけど、同誌に関しては日曜午前5時だった。これも毎週そうだと明記されてるわけではないけど、それだけ週刊でギリギリの進行なのか、従来は原則紙の発売と同時だから日曜はなかったはずであり土曜夜間のトラブル対応などを避けたいという意図なのか、ちょっと気になる。

 ワニマガジン系には単行本一冊続いて終わるような長編シリーズを連載する雑誌がなくて、そういうのやりたい作家が夢幻転生とかに行ってしまうので受け皿になる雑誌が一つ必要なのではないか? みたいな仮説を以前考えていたことがある。別に週刊だから続きものをやることに必然性があるわけではないというか、逆にきついと思うし、月刊誌でも連載や前後編が一号空けて二ヶ月後に載ったりするのは普通だから週刊でも何週かおきに続きが載るペースでいいのかもしれないが、毎週違う続き物を読んでると逆に混乱しないか? とも思ったり。

 私は先に書いた通り、単純に週刊ペースで配信されるエロマンガがあってもいいなくらいの感じだと思っていたので、ただ快楽天のボリュームを落としたというか分割した感じのがくると思いきや連載ものメインで「雑誌」の体になってるのは予想外だった。とりあえず次号にも注目である。

トラックバック(0)

コメントする