StarDust Tears

『勝手にしやがれ』

早稲田松竹

 前半は延々とジャン=ポール・ベルモンドが女の子を口説いてるだけで、『気狂い~』よりこっちが好きかも(笑。 ヒロインのパトリシアもいい。ピロウズの『パトリシア』はこのパトリシアのことなんだな。そういや来週は『ベルリン・天使の詩』もやるんだよな。

 パトリシア役のジーン・セバーグって他に何やってるのかな? と思ったら政治運動にのめり込んで40歳で自殺しちゃってたのね。残念。ただデビュー作が17歳で主演した『聖女ジャンヌ・ダーク』だというので、あーリュック・ベッソンのジャンヌ・ダルクが短髪だったのはこれへのオマージュなのかな? と思ったが、史実がどうだったか知らんので単に正しく考証するとそうなるのかもしれない。ていうか確認したらミラジョボはそこまで短くなかったわ。

Jean Seberg in "Saint Joan" (1957)

これがジーン・セバーグasジャンヌ。ベリーショートが『悲しみよこんにちは』の役名から「セシルカット」として人気を博したというので、もしかしてジャンヌ役でデビューしたばっかりにそのままずっとベリーショートのキャラとして定着しちゃったということなのだろうか。

 あと主人公の偽名ラズロ・コヴァックスが『気狂い~』の登場人物と同じ名前であることに気づいてしまった。どう関係あるのかわからん。そういうの気になるじゃねえかよ!
 (追記)『イージー・ライダー』の撮影監督になった人がその名前で、ハンガリーからアメリカに亡命(!)したのがこの頃なのでそれを登場させたということなのかしら。
 (さらに追記)『二重の鍵』でベルモンドが演じた役名もラズロ・コヴァックスだという話が。こっちのほうが先。何なんだ一体。

トラックバック(0)

コメントする